罪悪感とインナーチャイルド

罪悪感とインナーチャイルド

 

罪悪感とは書いて字のごとく、罪を冒した、
悪いことをした、と思う気持ちです。

これは、ルール違反をした時、
嘘をついたとき、
人を騙した時などに感じますが
気になるのは自分に対して
絶えず罪悪感を感じることです。

なぜ、自分に対して絶えず
罪悪感を感じるのでしょうか?

それは罪悪感を抱えた
インナーチャイルドの仕業なのです。

多くの人が抱えている罪悪感は
実は、子供の頃、
親から植え付けられることがほとんどです。

そして、子供時代に感じた罪悪感を
大人になった今でも感じたり、
呪縛のように縛られて、
人生を困難にしているケースが
たくさんあるのです。

より多くの人が、幼い頃植え付けられた
罪悪感から解放され、
自分らしく本来の能力を発揮して
幸せに生きていけるように、
インナーチャイルドと罪悪感の関係について
掘り下げること、
罪悪感の手放し方、
そして、もうこれ以上、
親から受け取る罪悪感の連鎖を
続けない改善案もお伝えします。

 

1、子供が罪悪感を感じるとき

子供はどんなときに罪悪感を感じるのでしょうか?

子供の罪悪感を感じる初めての体験は
家庭内で親に言われた言葉
原因になることが多々あります。

1−1子供がミスをしたとき

子供は幼いゆえ、何事も最初から
うまくできることはありません。

しかし、そんなちょっとしたミスや
初めからうまくできなかったこと、
初めてではないけど、
まだうまくできないことに対して
親が不寛容な態度を示すとき
子供は罪悪感を感じます。

またはできていないことを
親から笑われたり、なじられたり、
罰を受けた体験は子供は罪悪感とともに
恥も感じます。

そして、「自分はダメなんだ」と
思い込みます。

1−2親の「あなたのせい」という言葉

忙しい、子育ての日々、親はつい、
「あなたのせいで。。」という言葉を
使ってしまうことがあります。

例えば、

あなたのせいでママは困ってしまうのよ」

あなたがきちっとしないから、ママは恥ずかしい」

あなたがわがままだから、ママは疲れる。。」

あなたが遅いから、ママはイライラするのよ」

あなたががうるさくするから
お父さんが怒鳴るのよ」

あなたがぐずったり、泣いたりするから
私は気が休まる時がない」

などです。

親は、無意識でつい、
言ってしまうのです。

しかし、この「あなたのせい」という言葉は
親に頼らなければ生きていけない
子供にはキツイ言葉になります。

子供は「自分のせいで、親が困っている」
「自分のせいで、お父さんが怒鳴る」
「自分のせいで、お母さんに嫌な思いをさせている」
など、自分を責める思考癖や、
罪悪感のインナーチャイルドを
身につけてしまいます。

 

 

 

2、罪悪感の症状と影響

 

では、子供の時に身につけた罪悪感は
大人になってどんな症状や、影響が現れるのでしょうか?

2−1自分を責める

すべて、自分のせいだと思い込んで
自分を責めます。

いつでも、どこでも、なんでも
「自分が悪い」「自分のせい」だと思います。

そして「どうせ私が悪いんだ」と
ひねくれて孤立する人もあります。

または、他人の責任も自分の責任として
背負い込む人もあります。

例えば、

「夫の浮気は私のせいだ。。」

「私がわがままだから、
彼が去っていったのよ。。」

「あの人が怒ったのは
私が何か失礼なことを言ったから。。」

 

それって、本当ですか?!と
問う必要があるのです。

2−2無意識に自分を罰する

幸せや、喜びを素直に受け取らずに
「こんな自分は苦しんで当然だ」

「貧乏なのが私にはお似合いなのよ」

「どうせ私はバカだから
いいことなんてあるわけない」

「苦しいのは当たり前なの」と

自罰行為、摂食障害、
自虐行為、自傷行為などをしてしまいます。

2−3感情に蓋をする

罪悪感を感じている人は
正当な感情を抑えて我慢してしまいます。

正当な感情とは、
誰でも普通に感じる
喜怒哀楽の感情です。

しかし、罪悪感を持っている人は
感情を出してはいけないと思っていて
いつも我慢しています。

悲しみの感情を我慢して抑えていると
鬱になります。

怒りの感情を我慢して抑えていると
何かのきっかけで爆発します。

そんな時、人間関係にも支障をきたし、
なおさら罪悪感を感じる
負のサイクルにぐるぐるとはまってしまいます。

当然、精神的にも、肉体的にも
負荷がかかり病気になります。

こんな症状や影響を
あなたは体験したことはありませんか?

3、潜在意識に潜む5つのルール

子供は幼い頃から親から
「あなたのためを思って」という言葉と一緒に
いろいろなルールを受けとったり、
押し付けられるのですが

子供は親に面倒を見てもらわないと
生きていけないのを知っていますから
一生懸命親の期待に応えようとします。

親子の力関係から見るととても自然なことです。

そして、罪悪感のインナーチャイルドには
親から受け取った言葉から
自分で作り上げたルールが
潜在意識に潜んでいます。

それらのルールは

  1. 失敗するな。
  2. 努力せよ。楽するな。
  3. 自分を優先するな。
  4. 強くあれ、弱音を吐くな。
  5. 感情を出すな。

これらのルールは
人をがんじがらめにしてしまいます。

いかがですか?

あなたはこんなルールに縛られていませんか?

 

4、罪悪感を手放す4つのステップ

さて、これから、罪悪感を手放す4つのステップを紹介します。

これは、一朝一夕に
できるものではありません。

しかし、地道に続けることで
変化は起こります。

毎日、歯磨きをするような感覚で
気楽に実践してください。

  1. 自分がどんな罪悪感、ルールに
    縛られているのか見極める。
  2. 自分が信じている罪悪感、ルールは
    本当に自分のせいなのか
    しっかり見極める。
  3. 自分の意思で、親に植え付けられた罪悪感、
    ルールを必要ないものであると選択する。
  4. 潜在意識に潜む5つのルールを
    緩めて自分に心地よくなる。
    潜在意識に潜む5つのルールを
    緩める実践は次に詳しく説明します。

4−1潜在意識に潜む5つのルールを緩める

まず、あなたが罪悪感を感じた瞬間、
「私のせいで。。」と思った瞬間を捕まえる。

どんな出来事、言葉でその罪悪感、
「私のせいで。。」と思ったのかを探る。

あなたが感じている罪悪感は
5つの潜在意識に潜むルールの
どれに該当するのか見極める。
(一つでなくても幾つでもいい)

ルールの緩め方は次の要領です。

1、失敗するな。

失敗してもいい。
失敗せずに成長はない。
失敗から学ぶことができるから。

2、努力せよ。楽するな。

努力することは大切だが、
自分の最良のぺースや
効率の良い方法を見つけた方がいい。
自分の体調や精神状態を良好に保てるように
必要な休憩はとっていい。

3、自分を優先するな。

自分をまず大切にして優しくして
同じように人に対して
大切にしたり
優しくすればいい。

4、強くあれ、弱音を吐くな。

世の中、陰陽、両方でできている。
強いばかりじゃ、うざいし、硬いし
無理が出る。
辛い時は、素直に「辛い」と言って
助けてもらえばいい。
そうやって関係はできていくから。

5、感情をだすな。

感情は決して悪いものではない。
誰でもあるもの。
しっかり感じればいい。
強い感情を出したかったら、
自然の中に入って発散してもいいし
ちゃんと聴いてくれる人
受け取ってくれる人や
セラピーを受けて
上手に出せばいい。

以上の要領で
一つずつ緩めてください。

何度でも、出てきたルール、
囚われているルールを
捕まえて地道に緩めてください。

囚われているルールを
書き出して目で見ると
ずっと明確になります。

囚われているルールに
気づいたら書き留めることを
お勧めします。

続けることで、少しづつ、
しかし確かに楽になっていきます。

 

5、まとめ

あなたが子供の頃、
親から受け取ったルールと
親の期待に応えられなくて感じた罪悪感。

そんな罪悪感はあなたを縛って
本来のあなた自身、好きなこと、やりたいこと、
生きる目的を我慢させたり、隠したり、
蓋をしたりしてしまいます。

あなたが囚われているものに気づき
修正することで子供の頃に身につけた
役に立たない罪悪感は手放すことができるのです。

そして、これ以上、罪悪感に縛られた人が
増えないように、
次の世代に連鎖させないようにしたいものです。

そのためには、
もしあなたが今、親業をしているのなら
子供に対して、言ったこと、やったことが
「あ、間違っちゃったな。。」と思ったら、
素直に謝るのが良いです。

以下は、
スーザン・フォワード著、
「毒になる親」からの抜粋です。

”親は謝ることによって、子供に
「君は自分の抱いているフィーリングを
信じていいのだ」ということを教えることができる。

つまり、子供が「親のした(言った)ことは不当だ」と
感じていたとすると、親が謝るということは、
「親である私がした(言った)ことは不当だった。
あなたがそう感じたのは正しかったのだ。」と
知らせてやるこということである。

またそれは、「親といえども間違えることはあるのだ。
だが、私はそれに気づいた時、こうして責任を取る」と
教えることでもある。

それはとりもなおさず、「間違えることがあってもかまわない。
だが、責任は取らなくてはならない」ということを
教えることになるのである。

こうして、子供に謝るということは
真に愛情のある人間の行動とは
どういうものなのかを身をもって
教えるということになるのである。”

 

 

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